ここのところ野菜を育てたい衝動にかられたので、水耕栽培を始めてみた。
とりあえず難易度が低そうなイメージでレタスとサンチュを育ててみることにして、100円ショップで種を買ってきた。2つで100円とリーズナブル。
最近はペットボトルやちょっとした容器に台所用スポンジを浸して、日当たりのいいところに放置というお手軽な方法も人気らしい。
しかしそれはちょっと味気なさすぎるので、今回はもうちょっと本格的(?)な感じにしてみようというのがモチベイチョン。
全体的なシステムの仕様イメージは、
1. 水温、室温の温度管理ができる
2. つよいライト
3. 液肥を循環
4. これらを頭よさそうな感じで制御
という感じが目標。
最近某氏の影響でorange Pi one というラズパイ互換機的な代物を手に入れたので、それを使ってみたいところ。
とりあえず今は冒頭の通り栽培したくてたまらないので、水温管理機能と液肥循環だけとりつける形でスタート.
まずは筐体をその辺に転がってたアルミフレームで組んでみた。
端材置き場に長さがベストな物がなかったので、ちょっと不安要素しかない形になった...
最終的には室温管理もつけるとすると、周りをプラか何かで覆う形になるはず。
それで、要の水槽部分はスーパーでもらってきたスチロール箱となんかのケースを使った二層構造にした。
塩ビ管を貫通させてオーバーフローするシステム。
こうすることで水槽の水位をコントロールしやすいというメリットがある。
それにヒーターとかフィルターを下層に分離して設置できるのでメンテナンスが非常に楽だったり、外部装置の後付けがしやすいという利点も。
下層の横壁に穴をあけてポンプへのホースを出す必要がある訳だけれども、ホットボンドとか圧入とかで適当に済ますと漏れそうなので
旋盤で樹脂を切削していい感じのパーツを作成。
M12でねじを切り、横壁をパッキンごとはさんで締め上げる。
ナットもいい感じのものがなかったので転がってたベルトのプーリーを加工してつくってみた。
ゴリ押しと言われればそうだが締めやすそうな形状をしているのが悪い。
なんだか説明が難しいので動画を撮ってみた。百聞は一見に如かずでご容赦。
https://youtu.be/uvaiGf_geYo
水温管理や電源周りの配線はとりあえず一か所にまとめた。
温度管理で使うサーモスタットは、aliexpressで買ったこれ
とても安価なので強くおススメ。
いままで使用法も調べずに適当に使ってきたが、今回色々調べて割と高機能だということが判明した...
スチロール箱の上層には下写真の、アルミ板に穴をあけたもので蓋をした。
これでしっかり遮光することでコケの発生を抑えたいところ。
空いた穴に植物をスポンジにくるんで差し込む。
自在錐って怖い。毎回思う。
ここまでの全体像はこんなかたち。
ハイポネックス原液を500倍にして循環させてみた。
買った後に知ったのだけれども、ハイポネックス原液は土中バクテリアの存在を前提とした組成で
どうやら水耕栽培には適さないそう。
調べるとハイポネックス微粉というのが良いらしい。
まあ実際は初期の段階で差はそれほど出ない模様なので、微粉を買うまでこれでいく。
ライトはアクアリウム用のものをとりあえず使った。
いずれはすごいワット数のものでガンガンに照らしてやろうと計画中。
実は電気代フリーというエデンで暮らしているので無限のパワーで殴ることが可能。つよい。
さて肝心の種だが、適当なポットで発芽させてから栽培層に移す。
驚くことに撒いたその日中に根が出てきていた。
双葉が出たら適当なスポンジで包んで溶液に浸す訳だけれども、ひと手間としてルートンという元気になるお薬を根にまぶしておいた。
↓植え替えた図 種まきから2.5日
スポンジには観賞魚用のフィルターを使ってみたが、はっきり言って吸湿性が非常に悪く使い物にならない。
ポリウレタンの綿ではなく、コットンとか脱脂綿みたいなものを使うべき。
Amazonでも水耕栽培用のスポンジが売っているらしいので、それを買ってしまうのが最適解かもしれない。
うちにはそんなものなかったので、現在は湿らせたキムワイプ+臭い加湿器で応急処置中。
根が伸びて葉も大きくなれば耐えられるレベルではないかな~ と希望的観測。
これからの成長が楽しみ。こまめに経過報告します。(確約)
コメント
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